変電所ごとに配電を制御するだけでも、膨大な情報量の処理が必要です。ましてや、区間毎、に配電を制御するというのは、ものすごい情報量のコントロールです。
ものすごく当たり前のことを書きますが、電力は、ボタンを押したら即できるわけではありません。電力が必要になれば、火力を増したり、ダムの水位をコントロールしたりして、電力を作り出します。そして、作られた電気は溜めておくことができないので、そのまま送電をします。
今回、全国民に節電を呼び掛け、大型電力消費施設が運行を取りやめた結果、どの程度の電力が足りなくなるのかの予測は相当に困難だったと思われます。
関東近郊は、発電施設と電力消費場所が日本で最も離れています。つまり、送電・配電に時間がかかるということです。
にもかかわらず、数分ごとにこの計画停電時間を変更することができる、というのは、数分単位で、複数の電力会社を横断して、区間別の電力消費量をモニターし、送電・配電をコントロールすることに成功していた、ということです。
それは、日本の電力会社が、世界でも最高峰の送電・配電コントロール技術を持っているということなんです。